今でこそシューティングゲームなど、連射が必要となるゲームは
オプション画面で連射のON/OFFが設定できるソフトが多いですが
昔は自力で連射したものです。
痙攣打ちや、ピアノ打ち、こすり打ちなど
いろんな連射の仕方があり
中には定規など道具を使ってボタンを叩いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ファミコンでシューティングゲームが全盛の時代、
このような周辺機器が登場しました。
ハドソンから発売されたファミコン用周辺機器「ジョイカードmkII(マーク2)」です。
さて、この「ジョイカード」ですが なぜ「マーク2」という名称なのでしょうか。
だったら、「マーク1」があったのでしょうか?
実はATARI規格として発売されたのが
一番左の初代の「ジョイカード」です。
パソコンでゲームする時にはキーボードよりコントローラ派の方には
MSXやX68000などで使われていた方も多いのではないでしょうか?
「初代ジョイカード」のパッケージ側面に記載されている対応機種にも
NEC「PC6001」、シャープ「X1」、ソニー「SMC-777」とその種類の多さに驚かされます。
ATARI規格なので、当然ですが。
初代の「ジョイカード」では、まだ連射機能は備わっていません。
当時、「ジョイカード」を発売したハドソンのファミコンソフト「スターソルジャー」は自機を1P側でも2P側でも同じ機体が操作できますが、
1P側で操作、2P側でひたすら連射していたそうです。
毎回連射をすることが大変なため コントローラに連射機能をつけたことが始まりとされているそうです。
コントローラのケーブルも通常のファミコン本体に付属のコントローラより少し長めに作られています。
当時としては、プレイする子供たちが 少しでもテレビから離れてプレイしてほしいという気持ちと
イベントでデモンストレーションなどを行う際に、取り回しを良くするためだったそうです。
後期になると、ファミコン「ジョイカードmkII」と同様の部品が使われた「ジョイカード スーパーX」も発売されています。
同じ金型なのか、型番まで一緒です。
当店では、これらコントローラ類も取り扱いもしております。
また、先日はMSXのソフトやコントローラ、書籍などの買取を行わせていただきました。
その中でも、今回お持ち込みいただいた中に「スターフォース」「スターソルジャー」のMSX版を買取させていただきました。
えっ! カード?!?!
これってPCエンジンのHuCARDじゃないの?!
違います。
これはMSX用の「BEE CARD」といいます。
こっちのほうが先輩なんです。
あれ? さっきも似たような言葉を使ったような・・・。
「BEE PACK」という周辺機器を用意していただいて
MSXのROMカートリッジスロットの間にはさみ、
この様な使い方をします。
「スターソルジャー」のSTAGE1ですが
ファミコン版に馴染みのある方には、驚きの画面です。
敵キャラクターの出現はファミコン版と殆どいっしょなのですが
ファミコン版とMSX版では背景の出現する順番が異なるのです。
MSXの「BEE CARD」は それほど多くソフトの種類は出ていないのですが
後にこの技術は皆様もご存知のPCエンジンにHuCARD、
他にもICカードや、工事現場などでも使われていました。
このようにMSXのソフトはROMカートリッジだけでなく、
フロッピーディスクはもちろん、カセットテープのソフトも買取させていただいております。
お持ち込みいただくお客様の中では
「もうずっと使ってないから、動作するかわからない。」
「箱も説明書も、なくしてしまったので 買い取ってもらえないですよね。」
と謙遜される方もいらっしゃいますが
そこは我々に是非お任せください。
上記のようなMSXを始めとしたPC98、X68000や
箱や説明書などの付属品が揃っていない状態のソフト、
ゲームソフト1本でも、買取させていただいております。
皆様のご来店心よりお待ちいたしております。