RTA動画ではお馴染みの「biim兄貴」氏公認の大会「RTA in biim」が5月1日~4日ニコニコ&Twitchにて同時開催決定しました!
本大会のフライヤーをアキハバラ@BEEPにて絶賛配布中です!
アキハバラ@BEEPに来店したらフライヤーを持って帰ろう!!
さてさて、少し前から大人気となった「RTA」とは一体何か?
という方も多いと思いますので、まずは簡単に説明させていただきます。
RTAとは『Real Time Attack』の頭文字を取った和製英語で、ゲーム開始からクリアまでの「実時間」を競い合う遊び方です。
レトロゲームを知るプレイヤーであれば、ゲーセンで「いかに長くゲームをプレイできるか?」という印象を持ち合わせる方も多いはず。
ですが、そのまったく逆の発想の競技と考えると、オールドゲーマーならば実に興味深い世界です。
海外でもSpeed Runという呼称で親しまれており、「GDQ」という世界最大級のRTAイベントでは約3億円の寄付金が集まり、収益は全て慈善団体へ送られるチャリティーイベントとしての側面もあります。
RTAがここまで流行った理由の一つとして、無料で配信可能なサービスが広く普及し、配信の敷居が下がってプレイヤーが増加。
「Speedrun.com」や「ニコ生 RTA Wiki」などの記録をまとめるホームページが充実、ベストタイムの記載が容易になったことも理由のひとつです。
そして「RTA in Japan」をはじめとする大規模イベントの開催によって、RTAそのものの知名度が大きく上がったことが挙げられます。
RTAには、走者側(RTAをプレイするユーザーを走者と呼ぶ)の楽しみとして「チャートやプレイの精度を高めることでタイムを縮める」
視聴者側は「バグや裏技を利用した大幅な短縮を期待する、そして心のどこかで失敗を期待する」
などの異なる楽しみ方の側面があります。
余談ですが、RTAはゲームだけに限らず、もっとカジュアルな意味合いでも使われております。
「料理」のRTAや「イラスト作成」「退職」に挑むRTAも存在するのです。
「RTA in biim」一員であり、今回のブログのインタビューを受けて頂いたRos氏のSFC版「天使の詩 白き翼の祈り」RTAプレイ画像。
ニコニコ動画生配信中に、記録を狙う中で事故によりタイムを落とすも見事なリカバリーを見せる一面!
これも日々、何十、何百と同じゲームを試行錯誤&プレイし続けた「ゲーム力」の賜物でありRTAの魅力そのもの!!
この走者、視聴者側の楽しみを高度なエンターテインメントとして昇華させ、日本におけるRTAの普及に大きく貢献した人物が存在します。
その方の名は「biim兄貴」氏。
biim兄貴氏はニコニコ動画をメインに活動する動画制作者で、「biimシステム」と呼ばれるPC98時代のアドベンチャーゲームのレイアウトを基にした画面構成を考案、作成。
経験値稼ぎをはじめとした、視聴者が退屈しそうなシーンなどを倍速編集する発想や潔さ、独特の語り口と圧倒的な編集センス、そしてニコニコ動画特有の素材を使いこなし、個性的にも程があるRTA動画を生み出しました。
2012年の5月からRTA動画の投稿を開始して以来、多くの視聴者がbiim兄貴氏の影響を受けて、「biim兄貴リスペクト」と呼ばれるスタイルのRTA動画などを投稿し続け、現在に至ります。
biim兄貴リスペクトとは「biim兄貴が考案したインターフェースを利用した動画」という意味です。
biim兄貴氏のFCのタイトル「百鬼夜行」RTA動画。
part1とpart2の動画を合わせて総再生回数は100万人超え。この言葉だけで人気の高さが伺えます。
さらに、biim兄貴が考案したインターフェースの知名度も高く、某アニメのシーンで使用されて界隈で騒がれたこともありました。
なお、大会の話となりますが。
多くのユーザーに多大な影響を与えたbiim兄貴氏が、公認の大会ですから参加メンバーもまた凄い!
『風来のシレン、FFUSA(ミスティッククエスト)のRTAトップランナー』
『バーチャルボーイやCD-iのRTA動画を投稿している強者』
『RTA in Japanでシルバーサーファーのコスプレ走者も出場!』
『タイトルの中には懐かしのSFCのRPGから同人エロゲーや野球拳(!?)まで多種多様!』
バーチャルボーイのRTA経験者は本大会で何を走るのか要注目!
個性溢れるプレイヤーたちが、さまざまなタイトルを練られたチャートや妙技を駆使し、世界最速クリアを目指す本大会は必見ですよ!
そんな大会に興味のある人は是非!
大会HP:https://biimsyabureyo.nagoya/
ニコニコ生放送:https://com.nicovideo.jp/community/co5258217
Twitch:https://www.twitch.tv/rtainbiim
もちろん、本大会参加者は新たなRTAに必要なゲームのために、アキハバラ@BEEPでお買い得なゲームソフトを探しに来たり購入したりしていします。
FCやSFC、MDやPCEだけでなく、アキハバラ@BEEPで取り扱っているアーケード基板やPC98やX68000なんかでRTAをしても面白いかも!
レトロPCでのRTAでは、ゲームの読み込み時間の短縮を考慮すると、ハード面の組立からRTAが始まっている!?
そう考えると、RTAの楽しさが無限に広がりますね。
(ファラオ)
〇取材協力
biim兄貴
ゆゆキチ兄貴
Ros
「RTA in biim」運営委員会