MSX……それはいつでもパソコン初心者の味方！
中でも1986年発売の「FS-A1」はMSX2でありながら、標準小売価格29,800円と破格の値段での登場でした。
BEEPでも中古品を販売していますが、相場は大体10,000円前後で、他のレトロパソコンに比べかなりお求めやすい価格となっています。
RCA端子のビデオ出力も標準搭載で、専用のモニターがなくても使用可能なのもポイントが高いですね。
（FE2の時も同じような事を書いた気がしますが……それくらいビデオ端子は便利という事で）
FS-A1は安いといってもMSX2規格に基づき作られており、必要にして十分な基本スペックは備えています。
MSXはROMカートリッジでのソフトの供給が多かったので、FS-A1ゲームを楽しむにもうってつけでした。
グラディウス2やメタルギア等、コナミの名作を堪能しまくった方も多いと思います。
ただ、安価で頼もしいとはいえ、完全無欠ではありません。フロッピーディスクドライブ非搭載という弱点があります。
MSX2のタイトルは年を経るごとにフロッピーディスクでの供給が増えていきました。
1980年代当時であれば、パナソニックやソニーからMSX用外付けのフロッピーディスクドライブが販売されており、それらを購入することでメディアの問題は解決できました。しかし、今は2023年。メーカー純正品のフロッピーディスクドライブ全て生終了となっています。
「部屋の整理をしていたらFS-A1が出てきてMSX熱が再燃した！ でもフロッピーディスクドライブが手に入らない」
「BEEPでFS-A1買ったけど、フロッピーディスク版のゲームも興味が出てきた」
そんな方々にオススメなのがMSXシリーズ用外付けフロッピーディスクドライブ｢FractalFDD｣です。
こちらの商品は｢フロッピーディスクドライブ本体」「カートリッジ」「フラットケーブル」「ACアダプタ」で構成されています。
（ACアダプタは商品の出荷時期によって形状が異なる場合がございます）
フロッピーディスクドライブはべルトレスドライブを採用していますので、経年劣化でベルトが切断し使用できなくなることもなく、安心してご利用いただけます。
3Dプリンタをお持ちの方は、フロッピーディスクドライブ用のケースを作成して、当時の純正品っぽく仕上げるのもまた良いかもしれません。
（もし自信作ができましたら是非BEEPまで売り込んできてください。お待ちしております！）
「FractalFDD 」の使い方は簡単で、ACアダプタとフラットケーブルを接続し、ROMカートリッジをMSX本体に挿すだけです。
画像のようにFS-A1でフロッピーディスクのソフトが動作するようになります。勿論、フロッピーディスクの初期化や複製も可能です。
（ただし、元々外付けフロッピーディスクドライブに非対応のソフトは動作しません）
FS-A1のようにフロッピーディスクドライブ非搭載機に使用するだけでなく、FS-A1ST等の標準でフロッピーディスクドライブを搭載している機種に使用し、2ドライブ構成にすることも可能です。
ディスクを複製する際、Windows環境ではフロッピーディスクや光学メディアのデータを全て読み込んでから、新しいメディアに書き込むのが一般的なので1ドライブでも不便はないかと思いますが、この頃のパソコンは使用できるメモリの容量よりフロッピーディスクの容量の方が大きく、データを全て読み込んでから別のメディアに書き込むのが物理的に不可能です。
そのため「データの入ったディスクを少し読み込んでは新しいディスクに入れ替え書き込み→書き込みが終了したらデータの入ったディスクに入れ替え再度読み込み」といった作業をくり返す形となります。
MSXでも同様にフロッピーディスクを複製したい場合は、1ドライブの場合はディスクの交換を何度かくり返しますが、2ドライブ有れば複製中のディスクの交換が無くなり、作業がスムーズに行えますのでオススメです。
「FractalFDD」BEEPで販売している同人ハードとしては超ロングセラー商品です。それだけ今でもMSXでフロッピーディスクを使用したい方が多いのだと思います。
もしこのブログを読んで興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、導入をご検討していただければ幸いです。
BEEPでは販売だけではなく、レトロパソコンにレトロパソコン用ソフト、周辺機器を始め趣味の物何でも買取を行っております。箱や説明書が無くても大丈夫です。
ご不要なお品物等ございましたらどうぞBEEPにお譲りくださいませ。
詳細はこちらも合わせてご覧ください。
