どうもこんにちは、BEEP秋葉原店の基板担当です。
ひさしぶりに店頭にてケイブのアーケードゲーム基板を2作品お譲りいただきました。
「弾幕シューティング」というジャンルだけでも数多くの作品がありますが、その中でもケイブ(CAVE)は特に人気の高いメーカーです。
『TATSUJIN(タツジン)』や『究極タイガー』そして今年exA-Arcadiaにて移植が発表されたばかりの『BATSUGUN(バツグン)』など、シューティングゲームで一時代を築いた東亜プランのメンバーにより設立された会社で、その作品には今なお国内・海外を問わず、熱狂的なファンがいます。
ブログのタイトルに書いているとおりですが、買取いたしましたものを紹介していきますね。
ひとつめは、ケイブの看板タイトル『怒首領蜂』シリーズの『怒首領蜂大復活 Ver1.5』です。
こちらはメインである基板のほかに、純正の付属品があります。
A4サイズのインストカード、帯状インスト、取り扱い説明書に大型サイズのポップと、リリース当時のものがすべてそろっています。
インストカード表面に若干の汚れがありますが、シワや折り目はなく比較的良好な状態です。また、今回お譲りいただいたものには外箱もあります。
ケイブロゴ入りの輸送ダンボール箱は単体でもかなりの高額で取引されるアイテムです。元々はゲームセンターに入荷したもののようで、伝票と封印のための梱包テープの跡がありますが、内箱も残っており、業務用途の中古品にしては綺麗な状態です。
基板は『虫姫さま』以降のタイトルに採用された「CV1000」というFPGA基板になります。
この基板には種類がいくつかあり、こちらの型番は「CV1000-D」となります。
ケイブの基板はどれもたいへん人気ですが、この年代の作品の出荷数はアーケードゲーム全盛期に比べればかなり少ないため、レアな存在になっています。近年のブームも手伝ってここまで付属品がそろった状態で店舗に入荷する機会はめったにありません。
もうひとつは『鋳薔薇黒ブラックレーベル』です。
基板は同じくFPGA基板ですが、型番は「CV1000-B」となります。
『怒首領蜂』とはシステムや雰囲気がまったく異なる作品で、同じ弾幕シューティングというジャンルにおいてもバラエティ豊かなライナップがそろっているのもケイブ作品の大きな魅力です。この基板ベースの作品だけでも他に『虫姫さま』をはじめ、『デススマイルズ』『エスプガルーダII』『むちむちポーク!』『赤い刀』などがあります。
こちらは基板単体での入荷となり、販売時の付属品はすべてコピーとなります。しかしながら無印の『鋳薔薇』と違い、この『~ブラックレーベル』はさらにレアな存在のため、現在では店舗やオークションなどでもほとんど見かけないタイトルです。
基板に貼られたラベルのシリアルナンバーも桁数が少なく、数の少なさを物語っているようですね(ちなみに、100枚限定生産とのこと)。
今でこそ過去のゲームやハードの基板をまるごとFPGA基板で再現してしまうような例はありますが、当時の汎用筐体向けゲーム基板ではwindowsPCベースの物が主流で、あまりこういったタイプの基板は見かけなかったように思います。
PC基板と比べても安価で小型なうえ、耐久性もありロケーションでの稼働を考えたケイブのこだわりの選択だったのではないか、という気がしてきます。基板という形でリリースされたからこそ今でもマニアが憧れるアイテムであり続けるのかもしれませんね。
こちらの2点は近日中にBEEP秋葉原店にて販売いたします。
すぐに完売となる人気のアイテムですので、購入をお考えの方はお店のTwitterアカウントをチェックしてくださいね。
また、こういった人気作品だけでなく、どんなアーケード基板であっても当然BEEPではいつでも買い取り大歓迎です。
見積もり価格のお問い合わせだけでも結構ですので、整理をお考えの方はぜひご検討くださいませ。
詳細はこちらもあわせてご覧ください。
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