『ドラゴンクエスト』シリーズはロールプレイングゲームを日本に広く知らしめたタイトルといってさしつかえないでしょう。
もちろん『ドラゴンクエスト』が登場する前からパソコンユーザーには『ウィザードリィ』や『ウルティマ』が話題作で、国内タイトルでいえば日本ファルコムの『ザナドゥ』やT&Eソフトの『ハイドライド』もヒットを飛ばしていました。ただ、マシンの普及台数ではファミコンのほうがはるかに多く、そうしたところを考えると、やはり『ドラゴンクエスト』の功績は絶大なものがあります。
鳥山明のキャラクターデザインやすぎやまこういちの音楽といった圧倒的なタレントの起用など、語ることはたくさんありますが、それはさておき。
当時のエニックスはパソコンのソフト開発も手がけていました(…というか、もともとはこれが本業だった)。
自社タイトルをマルチプラットフォームで展開するのは当時でも行われており、『ドラゴンクエスト』は『~II』までMSX版とMSX2版がリリースされています。
さて、ここからが本題です。
今回、BEEPで入荷したMSX版『ドラゴンクエストII』は、かなりめずらしいコンディションでした。
なんと、ロムカートリッジのラベル印刷のエラー品です。こうした印刷物は一般的に「C(青)」「M(赤)」「Y(黄)」「K(黒)」の4つのカラー(版)を重ねあわせて刷られているのですが、これは「Y」と「K」が右にズレています。ここまで大きくズレているものは製品化に使われる前に不良品としてはじかれるため、まず見かけられません。
※若干ズレているものはたまにあります(笑)
よくこんな状態のものが出回り、それをそのまま持っていた方がいたものだ…と驚きます。
製造時期によるバージョン違いといったレアものは探せば一定の確率で見つけられるでしょうが、こうしたエラー品は本当に希少です。正常な状態ではないのでコレクター向けとはいえ、めずらしさでいったらかなり極まっているアイテムでしょう。今後、同じようなものを入荷する可能性はとてつもなく低いんじゃないかと思います。
ちなみにこのMSX版では「あぶないみずぎ」のイベントCGが見られるのもポイントですね(笑)。
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