ビッグダデー村田でございます。
2024年は辰年、ドラゴンの年!
というわけで今回は村田の一番好きな縦スクロールシューティングゲーム『ドラゴンスピリット』の思い出を語ってみます。
1982年に名作縦スクロールシューティングゲーム『ゼビウス』がアーケードで稼働開始、それから5年後の1987年6月、
『ゼビウス』に続くナムコ製縦スクロールシューティングゲームとして『ドラゴンスピリット』通称『ドラスピ』が稼働開始したのでした。
システムは『ゼビウス』同様8方向レバーで自機移動、2ボタンで対空攻撃と対地攻撃を行います。
しかし主人公はドラゴン、攻撃はドラゴンの頭(口)から吐く炎なので、初期状態では対空攻撃と
対地攻撃が同時に出来ないというこだわり仕様です。
パワーアップすると首の数が最大3本まで増え対空と対地が同時に攻撃可能になり、最強状態になればもう無双!!
…ということはなく、「なくてもいいけど、あれば便利」なパワーアップがそろっています。
そのため、面の途中でミスをしてパワーアップをなくしても、このテのゲームとしては比較的立て直しはしやすいかと。
『ゼビウス』の無機的な世界観から一転し、全体的に有機的な世界観、細江慎治さん(現スーパースイーブ代表)作曲の
素晴らしいBGM、当時ドラゴンといえばもっぱらボスキャラだったり強敵ポジションというイメージが一般的な中、
主人公がドラゴンという目新しさ等に一目ぼれし、1コインクリアを目指しはじめた村田がいました。
村田がプレイしていたのは地方のゲームセンターなので特に上手な人はおらず、独学でちまちまとパターン作ること2か月と少し、
1987年9月に無事1コインクリアを達成しました。
(どうでもいいことですが、ドラスピ稼働当時村田は受験生でした)
1コインクリアするまでの道中、ドラゴンの移動スピードアップなどマイナーチェンジされたニューバージョンが出回りはじめましたが、
村田がよく行っていたゲームセンターではなかなか入れ替わらず、初1コインクリアはオールドバージョンのままでした。
はじめて自力であのエンディングの曲を聴いたときはめちゃくちゃ感動しました。
今でも『ドラゴンスピリット』をクリアした時はエンディングを最後まで見るぐらいお気に入りです。
『ドラゴンスピリット』は大人気で色々な機種に移植もされました。
比較的初期に移植されたものを軽くご紹介します。
・X68000版
1988年9月発売。
移植版一番乗りにして、いきなりほぼ完全移植といえるような素晴らしい移植度!
ただ、9面のデッドマスクの点滅のタイミングが1ヶ所だけ業務用と異なり、
村田がアーケード版で使っていた攻略パターンだとダメージを受けてしまうところだけ気になりました。(笑)
逆にいえば、その部分以外はアーケードで使っていた攻略パターンが問題なく使えるレベルで移植再現度は高かったと思います。
モニターを縦にして実行する「縦画面モード」もあり、痒いところに手が届くこだわりも流石マイコンソフトといったところでしょうか。
補足として、ブラウン管モニターを縦にするというのは、あまりよろしくない行為です。
この縦画面モードを実装した結果、マイコンソフトはシャープに「モニターを縦にしたら修理が増えて困る」と
怒られたという逸話があります。(笑)
・PCエンジン版
1988年12月発売。「ドラスピといえばPCエンジン版の方が馴染みがある」という方も多い良移植作品。
PCエンジンminiにも収録されているので、最近また熱が再燃された方もいらっしゃるのでは?
容量の関係等からOPデモや一部の面がカットされていたりします。そこはちょっとだけ残念なところ。
難易度は業務用より低めで遊びやすくなっています。
隠しコマンドを使用することになりますが、縦画面モードやサウンドテストモードが用意されているのも嬉しい限り。
・ファミリーコンピュータ版
1989年4月発売。正式名称は『ドラゴンスピリット 新たなる伝説』
新たなる伝説という名のとおり、物語的には主人公がアムルからアムルの息子のレイスに変更となり、
続編的なポジションとなっています。
画面等はさすがにX68000版やPCエンジン版には劣るものの、PCエンジン版で
カットされた要素(OPデモ、面数、ドラゴンのグラフィックパターンなど)がある程度再現されており、
ファミコンといえども『ドラゴンスピリット』の雰囲気は十分に楽しめる出来栄えとなっています。
ちょっとノリ軽めのお遊び要素も有りますが、そこはサービス精神の賜物と思うことにしましょう。(笑)
変わり種としてはLSIゲーム版もあったりします。いきなりラスボスのザウエルとご対面!
移植とは異なりますが『ナムコスーパーウォーズ』にアムルが勇者の一人と参戦。
説明書内の登場作品表記が『ドラゴンスピリッツ』になっているのがものすごく気になる村田です。
これらの他にも、ナムコミュージアムシリーズやDL配信のアーケードアーカイブス等、
多数のハードでプレイ可能となっています。
余談ですが村田所有の「Nintendo Switch Lite」には2024年1月現在、
アーケードアーカイブス版の『ドラゴンスピリット』しか入っていなかったり。
ちょうど秋葉原のに有るゲームセンター「Hey」に『ドラゴンスピリット』があったので3~4年ぶりに1プレイ。
今までならミスをしないようなところでミスを多数しつつも、ぎりぎりで1コインクリアとなりました。
さて、村田の『ドラゴンスピリット』思い出語りはこれにて終了となります。
ミもフタもないい方をすると、村田が良く紹介する80年代特有の「覚えゲーム」といっていいでしょう。
簡単ではないですが、繰り返しがんばってパターンを覚えていけば必ずクリアできます。年老いた村田が今でもクリアできるくらいですので。
興味のある方はぜひ自力であのエンディング曲を聴いていただきたいと思います。
そういえば、AMIGA版やコモドール版も発売されているようですが、村田は実物を見たことがありません。
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