こんにちはアキ山です。
今回は世間でも話題になっているレトロゲームの「高騰化やゆくえ」について語っていきたいと思います。
秋葉原でレトロゲームを販売していると毎月のように決まった取材や質問が入ります。
「レトロゲーム”ブーム”」についてです。やはり普段レトロゲームを買い集めていない人からすると、今の価格高騰はヘンテコというか、凄いことに見えるのだと思います。
その”ブーム”といわれるものはいつくらいから起こったのかといえば諸説ありますが、やはりユーズドゲームスや秋葉原の伝説のお店「ゼット」などの影響は大きいでしょう。
しかし最大の影響はインターネットとヤフーオークションの登場だと思います。
それまでもゲーム好き同士の中ではあのゲームはレアだという会話はずっとあったと思いますが、それに価格という絶対的な価値がのっかっていったのはやはりオークションで価格が全国的に見ることができ、その相場にともなって買取の値段も上昇。
またX(Twitter)やmixiなどのSNSの存在も大きくこのゲームの音楽はあのゲームで作者が同じだとか、制作秘話などがどんどん面白い情報として重宝されるようになり、よりゲームそのものに価値が見出されていきます。
価値と値段が高まると一種の骨董コレクションかのような扱いを受けるようになり、古美術のコレクターのような人もどんどん登場していきます。
それと並行して海外でも日本のレトロゲームに人気が高まり、日本のゲームをどんどん買い集めていきます。こうなると海外から日本へゲームはなかなか戻ってきません。
どんどん数が減り、あげくに贋作(偽物)が沢山作られるようになりました。
動画や安く遊べる復刻ゲーム、エミュレーターや動画でも十分楽しめるゲームですがやはり実物の価値は大きくもはや絵画の世界です。ゲームも美術品や希少本、切手などの歴史あるコレクション世界の仲間入りをしたと言えるでしょう。
BEEPの創立者である頓田林社長にブーム前ってどんなだったのか?と聞くと、昔はX68000CompactXVIとモニター、キーボード、マウスのフルセットで動作確認しても1980円でしか売れない。
これでは食えないから1日20台商品化してたよ…と。
でもその当時から一番最初に値があがったなーと思ったのはPC-6001(パピコン)だったんじゃないかな。
それとマイコンBASICマガジンやログインのような雑誌はハードやソフトよりも人気あったように思うな。とのこと。
私自身の思い出としては当時100円でも売れないゲームボーイのポケットモンスターが海外からの観光客向けのお土産でまさに飛ぶように売れていき、いまでは品薄。
それこそ街のリサイクルショップやハードオフといった有名店のジャンクコーナーの箱の常連だったのに…とファミコンのドラクエシリーズが高くなるなんてのも今だに不思議な感じですね。
やはりどちらもメガヒット作品ですから中古にしても膨大に数が残っています。
ゆえになかなかプレミアつかないだろうなと。配信でリメイクやオリジナルを遊ぶといった手段もありますしね。
やはり海外の顧客まで考えると大部分のものが貴重になっていくと思います。
逆にプレミアがつきづらいものもあります、それはパチスロ・パチンコ、麻雀、競馬、野球、トランプなどのスポーツ・ギャンブル、テーブルゲームですかね。それでもじわじわとは上がってはいますが。
「ブームに終焉はあるのか」
これはあると思います、ブームというくくりでいえばあります。
やはり何故高額でも買うのか?といった最大の原動力は懐かしい、なんだと思います。
これはお店でお客さんとの何気ない感想や会話からひしひしと感じます。
ゆえにいま40代の男性がメインターゲットで、極端にいえば50年後生きている人は少ないですからね。
それにいま中古市場の50%は海外に流出しつづけています。
これも大きな影響になってくると思います。
ただし高騰化は止まらずそれこそ永遠なのかなとも思います、流行(ブーム)という視点ではあと長くて5年くらい持つかな?というところでしょうか。
BEEP的にはブーム前からの仕事ですが大変助けてもらってもいます。私どもとしてはブーム相手というかいつの時代でもレトロゲームが好きなお客さん向けに商売しているという大義がありますので、いつでも楽しんで買い物ができるようにと思っています。
BEEPでは国内の家庭用ゲームだけでなく、NESやSNESなどの海外ゲームソフトなど幅広く買取強化しています。
箱・説明書がないもの、状態が良くないものでも大募集中です。
ご自身のコレクションや遊ばなくなったゲームソフト・本体等がありましたらBEEPにお持ち込みいただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
詳細はこちらもあわせてご覧ください。
BEEP 秋葉原店
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