ビッグダデー村田でございます。
今回は久しぶりにMSXソフトの紹介をしてみようと思います。
MSXといえばやっぱりコナミ! というわけで『パロディウス ~タコは地球を救う~』でございます。以下『パロディウス』と表記いたします。
以前紹介しましたMSX版『グラディウス2』の発売より約8ヶ月後の1988年4月に発売。
『パロディウス』の名の通り『グラディウス』をベースにしつつパロディ要素満載のシューティングゲームです。
オープニングデモからして『グラディウス2』のパロディですね。
オープニングの最後「マジメにせんほうがええで」と言われても、真面目にやらないとクリアは厳しい難易度だったりします。
プレイヤーは「タコ」「ポポロン」「ペンギン」「ゴエモン」「ビッグバイパー」から選べます。
ここで何となく違和感を感じた方もいるかと思いますが、MSX版「パロディウス」においては
「ビックバイパー」ではなく「ビッグバイパー」が正しい表記となります。
ゲームボーイアドバンス版『グラディウスジェネレーション』のパッケージにも「ビッグバイパー」と表記されていますが、こちらは廉価版のパッケージで「ビックバイパー」表記になっているので、恐らく誤表記だったのでしょう。
話を「パロディウス」に戻します。プレイヤーは5種類から選べますが能力的には一緒です。
選んだ自機によって、「ビッグバイパー」ならおなじみのパワープセル「ペンギン」なら魚とパワーアップアイテムのグラフィックも変わったりします。
そして『グラディウス』シリーズにはないパワーアップシステムトして『ツインビー』シリーズでおなじみの「ベルパワーアップ」があります。今作の自機に「ツインビー」居ないですけど…。
ゲームの『ツインビー』同様、弾を撃ち込めば色が変わり、色に応じたパワーアップが得られます。
何色を取ってもプレイヤーに不利になることはありませんが、ちょっとやっかいな「タテワープ!」「ヨコワープ!」というパワーアップがあります。
「タテワープ!」は画面上から画面下へ(画面下から画面上)へと、「ヨコワープ!」は画面右から画面左(画面左から画面右)へと移動可能になります。
最終面の最後でヨコワープが必須の部分があり、ベルの色あわせに慣れないうちは苦労するかもしれません。
そこで色あわせに失敗するとミス確定です、あぁ無情。
ザコ敵を倒すと「ひ」「で」「ぶ」「!」と皆様も」よくご存じかと思われる「北斗の拳」の雑魚よろしく断末魔を残して散ってゆきます。
この時代ならではかと。
道中とばしてエンディングの話になりますが…難易度以外おちゃらけ感満載にもかかわらず、最後の最後で非常にしんみりとする物となっております。是非自分の手でご覧くださいませ。
『パロディウス』発売から2年後、業務用にて『パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~』発売。
『パロディウス』シリーズの存在をこの『パロディウスだ!』で初めて知った方も結構多いかもしれませんね。
その後、業務用や家庭用で新作が多数発売されていきましたが、時代の流れかMSXでは『パロディウス』がシリーズ最初で最後になってしまいました。
『パロディウスだ!』に話を戻しまして…業務用やX68000版などのオープニングは業務用やX68000版『グラディウスII GPFERの野望』のオープニングのパロディとなっています。画像はX68000版です。
PCエンジン版のオープニングは上記とは異なり、キャラクターが所狭しと動き回るオリジナルのオ-プニングです。どちらも見ていて非常に楽しいです♪
その後は業務用にて『極上パロディウス』『セクシーパロディウス』SFCでは『実況おしゃべりおしゃべりパロディウス』へと続いてゆきます。
『実況おしゃべりパロディウス』はその名の通りゲーム中に実況してくるのですが、実況してくれるのは
タイムボカンシリーズでおなじみ故・八奈見乗児さん。楽しいゲームをより楽しくしてくれます。
『実況おしゃべりパロディウス』はプレイステーションとセガサターンで『実況おしゃべりパロディウス 〜forever with me〜』としてパワーアップ移植されております。SFC版と両方やり比べるのも楽しいですよ。
とまぁ簡単ではありますが、MSX版パロディウスとその派生作品についてご紹介させていただきました。
来年は2025年、業務用『グラディウス』が40周年を迎えます。
最近はパロディウスシリーズの他、グラディウスシリーズも全く新作が有りません。
40周年を機に何か動きが有る事を村田一個人として非常に期待しています。
(でも『ときめきメモリアル』30周年と違い、周年カウントダウン等も無いので見込み薄いかな…?)
BEEP秋葉原店では、レトロPCの他、レトロ家庭用ゲーム、業務用基板の販売買取を行っております。
勿論各機種用グラディウスシリーズやパロディウスシリーズも販売買取を行っております。
特にMSXに関してはソフトがあればあるだけ売れてしまい、在庫が不足気味です。
ご不要のMSXソフトがありましたらBEEP秋葉原店にお持ちいただけると非常に村田が喜びます。よろしくお願いいたします。