BEEP秋葉原店のPC担当、ビッグダデー村田です。
最近ホビー系ネタに走っておりましたが、今回は初心に帰ってMSXのブログなど。
最初にざっくりとMSXとは?
1983年にマイクロソフトとアスキーが提唱したパソコンの共通規格の総称です。
共通規格ということでパナソニック、ソニー、東芝、パイオニア、ヤマハ、カシオ等多数のメーカーより発売されました。
80年代はパソコン一式そろえようとすると安くても20万オーバーは当たり前の中、だいたい数万円あれば手に入るということも有り幅広い層に受け入れられたのでした。
MSXの展開は日本だけにとどまらずオランダ、ブラジル、韓国等でも生産、販売され多数の方々を魅了しました。
「X(旧ツイッター)」でおなじみ、「イーロン・マスク」氏もその一人です。
彼が12歳のころに作った『Blaster』というゲームはソ-スコードが公開されており、2025年現在でも遊ぶことが可能です。
ご興味のある方は検索してみてくださいね。
1985年にはグラフィック機能など強化した『MSX2』が発売、1988年に自然画モードなど追加された『MSX2+』が、1990年には16bitCPUであるR800を搭載した『MSXturboR』が発売されました。
変わり種としては2006年に基本スペックはMSX2準拠の『1chip MSX』も登場いたしました。
『MSXturboR』から30年以上経った2024年にはMSXの生みの親である「西 和彦」氏の主導の元『MSX0 Stack』も発売。
こちらは新品をBEEP秋葉原店と弊社ECサイトにて販売中です。
( https://channel.beep-shop.com/products/detail/49558 )
BEEP購入特典として『THE CASTLE』『RISEOUT』『ラスグレイブ探偵譚 短編 謎の郵便物』『ラスグレイブ探偵譚 短編 夕刻の書』が収録されたCD-Rが付属してお得ですよ(手前みそ)
そしてブログを書いていると丁度オーバーホールを済ませたMSX2+『HB-F1XDJ』が入荷しました!
FM音源機能や3.5インチフロッピーディスクドライブも搭載されており、数あるMSXシリーズのソフトを堪能するには必要十分なスペックかと思います。
こちらは各部清掃やコンデンサなどの交換をしてあり、さらに購入後30日の保証もある安心して使える1台です。
映像と音声の出力は黄色と白い端子でおなじみのコンポジット端子です。専用モニターが無くてもご家庭のテレビにお手軽に接続可能です。
MSXの音声出力は基本的(あくまで基本的)にモノラルなので赤い端子はありません。
専用のRGBモニタが有ればより綺麗に映像が出力されますが、いかんせん入手難易度が高いのが難点。
まずはコンポジット端子で接続しMSXに触れてみていただければと思います。
MSX本体とモニターは持っているけど、RGBケーブルを無くしてまった、そんな方には安心と信頼の「穴場開発事業団」製RGBケーブルもBEEP秋葉原店で販売中です。
またMSXシリーズは他のレトロPCに比べてコンパクトかつ軽量な物が多いので、使用しない時はちょっとしたスキマにもしまって置くことも可能です。
MSX最大の魅力豊富なソフト!その資産の豊富さは他のパソコンの追従を許しません。
その中でもコナミのMSXソフトは名作が非常に多く2025年でも大人気♪
数ある中から抜粋してご紹介を。
『グラディウス2』
MSX史上最高の名作。
MSXであの『グラディウス』の続編がプレイできる!
SCC(カスタム音源チップ)搭載でBGMも素晴らしい♪
と、村田は当時受験生にもかかわらず勉強そっちのけでプレイしました。
MSX版『グラディウス2』は過去のブログで熱くご紹介させていただいております。
お時間ありましたらあわせてお読みいただけると嬉しいです。
( https://www.akihabara-beep.com/7357/ )
『沙羅曼蛇』
レーザーはきちんと長い上にオプションがアーケード版同様4個つけられる上に2人同時プレイも可能と、技術的にはスゴイの一言。
しかし上記『グラディウス2』が無いと真のエンディングが見られないという謎仕様。
メーカー的には「沙羅曼蛇を買うようなMSXユーザーならグラディウス2も当然持ってるよね」という事なのかもしれません。
実際に村田は2本とも所有していますが、所有者からしてもちょっと納得のいかない物が有りました。
『ソリッドスネーク メタルギア2』
Wiiのバーチャルコンソールでの配信やPS2用『メタルギア 20th アニバーサリー ソリッド コレクション』等に収録されていますが、配信版や移植版は大人の事情で顔グラフィックやキャラクターの名前が一部変更されています。このスネークのCGはMSX2版だけの特権(笑)
『アレスタ』
『アレスタ』シリーズの記念すべき第1弾。セガマークIII版も発売されており、発売日はセガマークIII版の方が5か月ほど早いです。
2025年現在『アレスタ』と『ザナック』にインスパイアされた『ザレスタ』も開発中!
『ザナドゥ』
伝説的RPG。80年代にPC用として発売された物の中では最後発での登場。
他機種同様に防具や武器を変更した時にグラフィックが変化します。見た目が変わると「強くなったぜ」という感じがして村田はこういう演出が大好きです。
BGMもそれまでに発売された物とは別に新規で追加、エンディングも他機種と違うなど至れり尽くせりな移植作。
国内外の多数のMSXユーザーが近年もMSX用関連のアイテムを制作されています。
かつてマイクロキャビンにて『Xak(サーク)』シリーズや『幻影都市』等の作曲をされた「新田忠弘」氏が画像の『マッチーマッチー』でミュージックを手掛けているなど、いわゆる「レジェンド」な方々が参加されていることも多いです。
ハードウェア関係も前述の西氏が『MSX3』の開発を進めております。
レトロPCで有ると同時に最新PCでもある『MSX』の未来は明るい、皆様もそう思いませんか?
そんなMSXにとりあえず触ってみたい、という方にはフロッピーディスクドライブやFM音源非搭載ですが、その分お求めやすいMSX2の「FS-A1」や「HB-F1」もございます。
ご購入の際はお気軽にBEEPスタッフにご相談くださいませ。
BEEPではレトロPCの販売だけでなく、買取も行っております。
箱や説明書が無くても、動作しなくても大丈夫です。
逆に箱や説明書だけでも買取OK!
その他関連グッズや書籍なども大歓迎でございます。
お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
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