プロじゃなくてもできる! ゲーム機修理~ゲームボーイ・画面のライン抜け編~

秋葉原BEEP、家庭用ゲーム担当のアキ山です。

初代ゲームボーイが発売して35年以上が経過…という事で、劣化や故障がよく起こりますよね。
今回は故障の中でも簡単に直しやすい「ライン抜け」の修理方法を紹介していきます!

ゲームボーイ修理6ゲームボーイ修理7

本体の分解
液晶を直すために本体の分解からしていきましょう。
まずは本体裏面にあるネジ6か所を取り外します。
電池カバーの中にも2本あるので忘れずに取り外しましょう。

Y字ネジで特殊ですが、工具店やホームセンターに売っていますよ!
※基本Y字ネジですが、最初期の本体はプラスネジになっています。

ゲームボーイ修理2

ネジを全部取り終えたら部品を折ったり、フラットケーブルを傷めないよう慎重にシェルを開けていきましょう。
開けると本体裏面側に基板がネジで固定されています。

ゲームボーイ修理3

全部で10本ネジがありますが、全てプラスドライバーで取り外しができます。
ネジを全部外して、シェルと基板を分けていきましょう。
今回はライン抜けの修理なので、裏のシェルは基板を外さなくて大丈夫です。

ゲームボーイ修理11ゲームボーイ修理12

表面を外していくと十字、スタート、セレクト、A、Bの各ボタンが外れます。
ホコリや手あかで汚れているので、ついでに掃除もしちゃいましょう。
また、スピーカースリットからホコリが入っているので、ここもブロアーやエアダスターでキレイに!
(液晶カバーは接着剤で止められているので、ドライヤーで暖めながら裏側からゆっくり外すのがオススメ)

ゲームボーイ修理4

ライン抜け修理
さて、分解が終わったのでここからライン修理をしていきましょう。
使う道具は「はんだごて」「アルミホイル」です。
※高温の器具を使うので、周りに気を付けて作業しましょう。

↓はんだごての基本的な使い方の参考ページ
https://www.monotaro.com/note/productinfo/solderingiron_howtouse/?srsltid=AfmBOooYh2EtWZZAS5YNPe43ANbjbOU9CpBLvexMl7d6yrknxRyibwsi

ゲームボーイ修理1

まず液晶下のゴムテープの下あたりにアルミホイルを設置します。
その後は熱したはんだごてを、ライン抜けをしている箇所の下からアルミホイルの上にあて、あっためていきましょう。

ゲームボーイ修理8

あたためるとすぐにラインの線が復活することもあれば、他の箇所が逆に消えてしまう事もあります。
全部が復活するように様子を見ながら温め+転圧を繰り返しましょう!

※電源を入れコントラストを最大にした状態で抜け、接触をチェックしながら行っています。
通電した状態で作業しているので、ショートなどのトラブルには気を付けてくださいませ。

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液晶が正しく表示されるようになったら修理完了!
あとは取り外した基板やシェルを元に戻せば作業完了です。
戻す時にスピーカーがきっちりハマっているか、ゴミが混入していないかのチェックは忘れずに!

ゲームボーイ修理10

ライン抜け修理は以上で終了です。
この修理は経験がない方でも、はんだ付け作業など特殊な技術がないので比較的簡単にできます。
これからレトロゲーム機の修理はじめる方が最初に行うのにもオススメですよ♪
皆さんもよかったらお試しくださいませ!

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