8ビットパソコンの王者・PC88について語ります!

ーぬるゲーマー、ビッグダデー村田です

 

『PasocomMini PC-8801mkⅡSR』が7月8日発売予定と発表されましたね!良かった良かった。

BEEP店員の前にとしても楽しみであり、一人のPC88ユーザーとしてもまた楽しみな1台です。

 

そして今回のブロクは『PasocomMini PC-8801mkⅡSR』の発売を期待しつつ、村田のPC88の思い出を語っていきますね。

まずはPC88シリーズとは何ぞやと軽くご説明を。

1980年前後、日本市場において富士通のFM-8 やシャープのMZシリーズと並びパソコン御三家の一角として当時すでに高いシェアを得ていた『PC-8001』シリーズの後継として1981年に登場。『PC-8001』の機能受け継ぎつつもさらに機能強化されました。

1983年には『PC-8801mkII』が登場。大きな特徴としてフロッピーディスクドライブが本体内部に2台まで増設可能となりました。

そして運命の1985年『PC-8801mkIISR』登場。それまでの『PC-8801』シリーズに比べグラフィック機能、サウンド機能が大幅に強化。

『PC-8801mkIISR』発売以降のPC88用ソフトはほぼ『PC-8801mkIISR』シリーズ専用となりPC88用ソフトと言えばSRシリーズ用という状況でした。『PC-8801mkIISR』登場直前に『PC-8801mkII』を入手した人は大変悔しがったとかなんとか…。

『PC-8801mkIISR』シリーズはその後数年にわたりマイナーチェンジや機能強化など繰り返しホビーパソコンの地位を確立した名機シリーズです。

『PC-8801mkII』から『PC-8801mkIIFR/MR』までのCMやカタログには武田鉄矢さんが起用されました。

 

PC-8801mkIISR

 

村田のパソコンデビューは1987年のMSXでした。受験勉強そっちのけで『グラディウス2』を遊びまくったり『沙羅曼陀』でF5キーを連打しまくったりと、MSX自体には概ね満足している日々を送っていました。

しかしPC雑誌で日本ファルコムの『イース』の紹介記事を見る度に、元々ARPG好きの村田としては「プレイしてみたいなぁ」という思いが強くなっていきました。
1988年になり『イース』の続編である『イースII』の発売日も決まり、PCショップ店頭でデモもスタート。

いやー、リリアの振り向きアニメーションやBGMのカッコよさに惚れ込んでしまいしばらくは近所のパソコンショップでイースIIのオープニングを眺めるのが日課の日々が続きました。

同時に「なんとかしてPC88を手に入れよう」と決意!

 

ゲームメインなら当時既に発売されていた「X68000」の方が良かったのでは?と思われた方もいるかもしれません。
そこは本体の金額的な問題も大きいですが「イース」の発売予定がなかったことが最大の理由でしょうか(笑)

ならX68000程の金額ではなく『イース』も発売されている「PC-9801」ではだめ?
当時の村田の知識では「PC88=ゲーム」「PC98=ビジネス」というイメージがまだまだ強かったのです。

 

PC-8801FA
PC88版『イースII』が1988年4月に発売され、その3ヶ月後の1988年7月に「PC-8801FA」と「PC-KD863S」を入手。勿論同時購入ソフトは『イース』と『イースII』です!入手方法は親に頼んで就職後出世払いという、なんとも日和った方法でしたが…。
PC88以外のパソコンハバイト代なり就職した後、自分で稼いだ給料で購入しているので、PC88だけ特例ですね。
当時それだけ『イース』『イースII』がやりたかったのですよ。

購入したのは新小岩のP&Aさん。今でもあるのでしょうか?

 

Ys II
購入して2日後に無事村田家に到着。その3日後ぐらいには『イース』『イースII』共にクリア。充実した3日間でしたね。
『イースII』で「最後の戦いの時が近づいています」みたいなメッセージが表示されたときは「もうすぐ終わりなのか、少しペース落とすか」と思ったりもしましたが、物語の結末を見たいという気持ちの方が強くそのままの勢いでクリアしてしまいました!

1回のプレイではもったいないので、直ぐに2回目のプレイスタート。
『イースII』で「聖なる杯」がみつからないという事態に陥りました。サルモンの神殿のある場所でライトの魔法を使うと宝箱が現れ、その宝箱の中に入っているという物です。
試行錯誤の後上記の方法で手に入りました。2回目のプレイなんだから取り方ぐらいわかるだろうと思われるかもしれません。
今もって謎なのですが1回目のプレイではサルモンの神殿でライトの魔法を使った記憶が無く、何故「聖なる杯」が手に入ったのか不明です。
たまたま操作をミスしてライトの魔法を選択肢、その状態で宝箱の部屋に入ったというオチあたりが妥当かなと(笑)

その後も「リリアにリリアの薬を渡さないとリリアはどうなるのか?」という外道な事を確かめてみたり、しばらく『イース』『イースII』付けの日々を満喫、楽しい日々でした。

その後は家庭用やWindowsでリメイク版が出るとそのたびにプレイ。何度やっても飽きないです。

さすがにもうリメイクはないと思いますけど、もしあったなら迷わず買ってプレイします!

そして2025年現在も常時ではありませんがBEEP秋葉原店の店頭デモで『イースII』のデモを流す日々。職権乱用とも言います。

 

以下、PC88で思いで強く残っているゲームをご紹介。

★『ゼリアード』

『テグザー』『シルフィード』で有名なゲームアーツ製ARPGということで『イースII』の次に購入したソフト。

GAMEARTS CD

『シルフィード』では敵の黒幕「ザカリテ」や面クリア時の中間デモで良く喋っていましたが
『ゼリアード』でショップ店員さんが良く喋ること。
そしてゲームアーツ製だけあって凄い難しかった記憶が。2025年の今ヒント無しでクリアしろと言われたら絶対途中で投げ出す自信有ります。
当時は今よりずっとゲームにかけられる時間も熱意もあり、色々試行錯誤して辛うじてカクリアしました。
今でも良く覚えていることは「3面の蜘蛛みたいな敵を1撃で倒せるようになるとお金稼ぎがラク」「炎の面で生まれて初めてゲームのマップを書いた」事でしょうか。
この時に書いたマップは今でも村田部屋の何処かに眠っているはず。
もし発掘されたらXのネタにでもしましょうかね。

★『ザ・スキーム』
ゲーム内容よりBGMが有名なこのゲーム、村田もBGM聞きたさでクリアしましたね。

maruhi&marui_Corner
このゲームの小ネタでマイコンBASICマガジンの「秘&意コーナー(←正確には〇の中に秘と意)」に2~3回掲載されたのも良い思い出。
「秘&意コーナー」より掲載される確率はるかに高かったのではないかと思われる「OFコーナー」には一度も掲載されませんでした。

★『ジーザス』
学生時代「聴音」が大の苦手であった村田は、終盤のメロディー当てで大苦戦。
その辺差し引いてもグラフィック、BGM、シナリオ共に大好くな1本です。

★『バーニングポイント』

BURNINGPOINT
PC88末期の名作アドベンチャーゲーム。
ゲーム自体はオーソドックスなコマンド選択式ADVですが、非常に丁寧に作られておりストーリーも面白かったです。
サウンドボードII搭載機でプレイするとBGMもサウンドボードIIフル活用な迫力ある物になるのも良かったです。

★『サバッシュ』

ポプコムソフト発売、開発はぬるぬるスクロールな『ライレーン』『テスタメント』でおなじみのグローディア。

POPCOM

『サバッシュ』でもぬるぬるスクロールは健在。ボリュームもかなりの物で、参考になるものが雑誌ポプコムぐらいしかなくクリアまで一か月かかりました。そのうちの一週間はある1つのアイテムが見つからずに途方に暮れていただけだったりして。

余談ですが『サバッシュ』にはジャダという魔法使いが登場し、ジャダの娘である3姉妹をパーティーメンバーにすることが可能です。

さらにゲームが進むとジンニーヤというジャダ娘ポジションのキャラが出てきます。

後日ポプコム誌上でジャダの3姉妹人気投票が行われました。村田はジンニーヤもジャダの娘みたいなもんだしいいよねと思いイレギユラーながらジンニーヤに投票。

同じようなことを考えた人がほかにも2~3人いたらしく、投票結果発表の時に「何かプレゼント送れたら送るね」みたいなことが書かれていましたが、結局何も届きませんでした(笑)

 

…数々の素晴らしいソフトで楽しませてくれたPC88でしたがゲームに求められるスペックも日に日に高くなりゲームソフトの発売もPC88からPC98へシフトしていくこととなり、1989年の『PC-8801MC』をもってPC88の新規発売は終了となりました。

当時入手した『PC-8801FA』はいまだに手元にあるのですが、筐体が大きく、普段しまい込んでいる村田には気軽に使える状態ではありません。

そういう意味でもコンパクトな『PasocomMini PC-8801mkⅡSR』には個人的にも非常に期待をしてます。

『PasocomMini PC-8801mkⅡSR』がたくさん売れたら『PasocomMini PC88VA』なんかも出たりしないかな?

という感じで『PasocomMini PC-8801mkⅡSR』に希望を抱きつつ今回のブログは終了いたします。

 

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